はじめまして。東京都中央区で開業している社会保険労務士で箕輪和秀と申します。
当事務所は動物病院の顧問先が多く、いろいろな労働相談に乗らせていただいております。
動物病院の相談内容で多いもの
- 残業代の未払い
- 有給の未取得
- 労働基準監督署の調査
- 患畜の保定中の引っ掻きや咬傷による労災事故
- 動物看護士、トリマーの育児休業関係
- 休日の少なさに伴うワークライフバランス
- 採用に伴う人手不足(応募がない)
ざっとあげましたが、動物病院の労働トラブルで圧倒的に多いのは、1~3番のような長時間労働に起因するものだと思います。
長時間労働自体は潜在的に上記の問題をかかえております。
対応策として、医院全体としてメリハリをつけるため、毎日定時までに仕事を終わらせるということを徹底して推奨したり、残業を事前申請にしたりするなど、「残業が当たり前」という発想から脱却していくことが第一です。
その他労務の問題点
伴って離職率の高さがあります。
長時間労働の割りに賃金水準が低いケースも多く、どこの医院も人員の確保に四苦八苦されています。
また、女性が8割から9割を占める職場のため、育児・介護関係の措置を充実させる必要があります。
出産・育児の後復帰するという流れにしないと、平均5~10年で従業員が入れ替わる(主任~リーダー的な人間が育たない)こととなります。
動物病院の労務管理と相談
獣医師や動物看護師からの残業代の請求なども多くなってきました(実際に、請求された例も取り扱いました)。
獣医師も以前は独立という目標があり、それまでは修業という感覚があったのですが(いい悪いは別として)、現在は独立よりは、一生勤めるという先生も多くなり感覚が違ってきております。
その他多いご相談
- 若い看護師さんやトリマーさんが多いので、妊娠中の業務の相談。
- 入退社も多く社会保険関係の手続きが多くわずらわしい。
特に従業員の人数がそろそろ5人超になり、今後より人を通じての医院の発展をお考えの院長様、ご相談をお待ちしております。
まず、お話をお伺いできれば幸いです(通常、お昼休憩時の訪問が多いのですが、夜閉院後も対応いたします)。
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